一日のおわりに(ときどきチーバくん)

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二月季語いろいろ

こんばんは。

もう二月も終わりです。

もうすぐです。

立春、節分、針供養、梵天祭も終わり、春一番が吹き、寒明けしました。

でもまだ春浅しです。

新年の挨拶回りができなかった方は、二月礼者に回りましたか?

 

今年はが少なく、かまくらを作るのは難しかったのではないでしょうか?

ただ雪崩の心配はあまりなかったのではないでしょうか?

富士山の残雪も少なく、私は都会暮らしなので、雪解、雪解水、雪解風、雪解川、雪汁などを見ることは出来ません。

まして軒先に垂水(氷柱)が垂れることもなく。

私はこの垂水という季語がとても好きです。

子供の頃、ポキっと折っては口の中に入れて食べていたからです。

千葉県育ちの私にはたまに積もるや自然の造形美垂水などに対する憧れが強く、道路の端に残る泥がかかった残雪さえ愛おしく思えました。

 

 

いくたびも雪の深さを尋ねけり 正岡子規

 

 

しかし都内であっても、薄氷、残る氷、春の氷を見ることができました。

そして凍返る、冴え返るを繰り返し、だいぶ春隣りになりましね。

この時期は春寒、余寒、残る寒さに気をつけないと、春の風邪をひきます。

そして早春には猫の恋、恋猫、うかれ猫、春の猫、猫の妻、孕み猫など、猫がさかり始めます。

この時期の猫には近づかない方がいいでしょう。

市場では白魚、公魚、春菊(菊菜)、しんぎく、ほうれん草、蕗の薹、水菜、京菜、海苔などを見ることができます。

 

 

春菊や今豆腐屋の声す哉  正岡子規

 

 

正岡子規は短歌も歌っています。

 

 

おきあまる涙の露としらねばや袂の上に月ぞやどれる  正岡子規

 

 

写生ではなく月並みです。

子規にとっては写生でなければ全て月並みと感じたのでしょうか(・・?

私は和歌も好きです。

 

 

君がため春の野に出てて若菜摘むわが衣手に雪は降りつつ  光孝天皇

 

 

君がため…美しい言葉です。

君がため…

何ができるであろうかと考えますか?相手を思い自分には何ができるであろうかと。

 

君がため、君が喜びそうな品をプレゼントする

君がため、美味しいレストランを予約する

君がため、旅行に連れて行ってあげる

君がため、人生を保障してあげる

君がため、……何でしょう?バブル時代の話ですね。

 

 

子規は和歌を好きではないようでした。

花鳥風月が好きなのになぜでしょうね。不思議な人。

子規ならばこの首一つでたくさんの想像ができたはずです。

 

子規は革新や改革にやる気満々でした。虚子が後ずさりする理由も少しわかります。

「月並みな世界を自分が変えてやる」又、嫉妬のような感情もあったのかもしれませんね。

何か事を起こしたい子規は、自ら火室に石炭を入れ煙をかぶり咳込みながらも成し遂げました。

そんな子規はとても健気でいじらしいと思います。

私は痛々しいとは思いません。

 

 

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参照 「子規の文学 短歌と俳句」泉寔

   「ホトトギス新歳時記」稲畑汀子編   

    お二人ともお会いしたい方です。